株式会社サエラ OEM

【スペシャルCOLUMN vol.3】傘骨について

傘を購入する際によく目にする「風に強い」「耐風設計」。
今回のコラムでは風に強い傘を作るために欠かせないパーツ「親骨」と「素材」の関係について詳しく探っていこうと思います!


まず傘は大きく分けて「骨」「生地」「手元」に分けることができます。
なかでも骨に分類される親骨(名前の通りですね…)は傘を広げると
弧を描く部分を指しています。
お店で販売されている傘のタグを見てみるとサイズ
「60㎝」「65㎝」などと
必ず表記がありますが、実はこれは親骨の長さを指します。

①カーボンCFRP(炭素繊維強化プラスチック)
:グラスファイバーに比べて軽量、高価
②グラスファイバーGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)
:軽量、カーボンに比べて安価

大きな違いはカーボンファイバーは炭素繊維で
グラスファイバーはガラス繊維。
よくしなるのが大きな特徴です。
どちらの素材も錆びないので、錆で傘が汚れてしまう心配もありません。

安価で使用しやすいグラスファイバーは、傘以外にも幅広い分野で
使用されています。
グラスファイバー骨は大きな負荷がかかって傘骨が折れた際には、
ガラス繊維が飛び出してしまいます。折れた部分を素手で触るのは危険です!
注意してお取り扱いください。

両素材は傘の用途や価格に応じて選択されます。
高級で高性能な傘にはカーボンファイバーが使用されることが多く、
一般的な日常用途の傘にはグラスファイバーが使用されることがよくあります。選択する際には、傘の予定された使用用途や
好みに応じて素材を選ぶことが重要です。


折りたたみ傘、長傘、共にご案件ごとに
材料メーカーさんと協議を重ね、
品質基準をクリアすることを前提にコスト感の
確認を進めていきます。

サエラの作る傘は使い捨てにならないように、
強度とコストのバランスを見ながら傘骨を選定しています。
傘骨の種類以外にも、傘骨の本数や中棒の設計、
太さ、ハンドルとのバランスなど…風に強い傘とひとことに言っても、
奥がとても深いんです。
サエラでは見た目だけでなく、
皆さんの元で長く傘が活躍することを考えながら傘作りに励んでいます!

サエラと一緒に傘をつくってみませんか?
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