サエラのOEM営業Nさんにインタビューを行いました!前編・後編と
ありますのでぜひご覧ください。
引き続きNさんへインタビュー後編です!
・OEMを行っていく上で苦労したことってありますか?
傘づくりは基本的にすべてが大変です(笑)
工場と直接やりとり出来ない部分が、傘の製造を行う上で大きな課題になってくると思います。サエラには日本語が堪能な中国人スタッフが在籍する事務所を
厦門(中国福建省にある傘の生産地)に構えています。
傘に対する知識も豊富で、現場の意見を採用しつつこちらの意見を反映するにはどうすれば良いかを考えながら動いています。
私自身も、中国人スタッフと綿密な連絡を重ねることで取りこぼしやミスの無いように仕事をしています。(週1回の定例ミーティングの他にも毎日通話をしています!)
・確かに…Nさんは社内でもよく電話している姿を目にします!
次は気になる素材についてお聞きします。
・サステナブルな素材の選定で気を付けていることはありますか?
現在のリサイクル素材ではバージン材に比べどうしても劣る部分(※色ムラなどリサイクル素材ならではの問題)が出てきてしまいます。懸念点は事前に詳しく確認し、お客様へ共有をしています。
また、傘を作る部分で苦労するのが納期管理だと思います。
様々なパーツから構成される傘は、工場一つで完結せず、それぞれの資材メーカーへパーツや生地を発注し、最後に傘に組み上げます。どれか一つが欠けていては傘は完成しないので、それぞれの進行管理も重要になってきます。
・確かに傘のパーツはよく見ると複雑ですよね。
はい。傘は工業製品のなかでも、パーツが多く可動する面積が大きく水に濡れることは必須です。客観的に見ても、どうしても破損・劣化が発生しやすいもの。その中で素材選びや構造の面にはより気を使います。
傘の特性を知ってるからこそ選べる素材、市場を見てきた知識・経験から
ご提案できる構造がありますのでご相談ください!
お客様のご要望とすり合わせながら最善の傘づくりができたらいいなと
思っています。
・サエラの傘づくりに興味がある方へ一言・・・
一言でいうとすると…現在の傘の問題は、誰かが変えていかないといけないとずっとそのままになってしまうのではないかと思っています。
傘の社会問題は雨が降った後に大量に道端に捨てられていたり、傘を盗まれたり皆さんも一度は目にしたこと、体験したことがあるものだと思います。
現状、これが許されてしまっていることは不思議であり、大きな問題であると思っています。そして傘は捨てられた後、埋め立てられてしまいます。この問題を解決していきたい。
これが大きな軸になっています。
ただこの問題はサエラ1社では解決することができません。2社、3社だけでも難しいです。
これからこの社会問題を解決したいサエラの思い、ビジョンに共感していただける企業様が増えていけばきっといい方向に向かっていくと信じています。
もしサエラと同じビジョンを思い描いている企業様がいらっしゃいましたら
ひとつの傘メーカーとして選んでいただけたら嬉しいです。
Nさんありがとうございました!
次回のOEMコラムもどうぞお楽しみに。
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